イチロー T―岡田のGグラブ賞に「え、うっそ~ まじで」 それは、T―岡田の打撃練習中に、ともに見守っていた福良ヘッドコーチに対し、イチローが「あのホームランはしびれましたね」と絶賛。昨年10月12日のCSファーストステージ・日本ハム戦で、4番に座ったT―岡田が8回に逆転3ランを放ち、試合を決めたことに興奮したという。「しびれたと言っているのが聞こえて、すごくうれしかった。また打ちたい」と、今季もしびれさせる一発を誓った。
 
  昨年末にお願いしていたという合同自主トレも今年で6度目。過去には、イチローから「スライディングパンツの下に、Tバックをはいていただくというぐらいの茶目っ気が欲しい」と無茶な要求を出されるなどかわいがられてきたが、昨季は一塁手としてゴールデングラブ賞を初受賞。福良ヘッドコーチが「本当に獲ったんや」と説明すると、イチローは「えっ!? うっそー! まじで!」と驚きながらも祝福したという。今季は外野に回る可能性もあるが、もちろんタイトル防衛も視野に入れている。
 
  イチローは自らの去就などについては語らなかったようだが、古巣の躍進に胸を躍らせているのは間違いない。T―岡田は自らの課題である「軸足と左手の使い方」を、日米通算4122安打のレジェンドの打撃練習を間近で見て「学ぶことが多かった」と収穫を口にした。19年ぶりの優勝に貢献し、再びイチローを驚かせたい。