【根岸S】完勝エアハリファ “2強”ホッコータルマエ&コパノリッキーに割って入れるか 

 エアハリファ(右)は危なげない競馬で1番人気に応えた

  GIフェブラリーSの前哨戦となる1日のG3根岸S(東京ダ1400メートル)は、1番人気のエアハリファ(牡6・角居)が快勝。本番への優先出走権を手にした。川崎記念を制したホッコータルマエ、東海S楽勝のコパノリッキーとダート界は年明け早々から「2強」が好スタートを切った。新たに挑戦者として名乗りを上げたエアハリファがこのラインに食い込むことができるのか――その可能性を検証する。
 
  三浦の大胆な騎乗がエアハリファの強さを際立たせた。
 
  ハナを奪えるくらいの好スタートを切りながら、徐々に位置を下げていく。3ハロン通過35秒3(上がり3ハロンは35秒8)と決して速くないペースで4角10番手。落ち着いた流れに加え、脚抜きのいい馬場とあって先行勢も簡単にはバテなかったが、残り200メートル過ぎでレーザーバレット、アドマイヤロイヤルとの間にスペースを見つけると一気にスパート。前半でためたエネルギーを爆発させて力強く抜け出した。終わってみれば2着ワイドバッハに1馬身差の完勝。同馬の2着に敗れた武蔵野Sの借りをきっちりと返してみせた。
 
 「どこまで下げるのか…と見ていてヒヤヒヤしたが、結果的に強い内容だったね」
 
  見守った角居調教師にとっても今回のレース運びは“想定外”だったようだが、当の三浦は涼しい顔。自信に満ちた表情でレースを振り返る。
 
 「馬の雰囲気は今まで乗った中で一番良かった。レース前はいろいろ作戦を立てていたけど、この状態なら…とあれこれ考えずに馬を信じて乗りました。着実に成長しているし、速い馬場にも対応できた。本当に毎回乗るのが楽しみ。僕の感触では東京のマイル戦がベストです」
 
  6歳にして初めての重賞タイトルをゲット。パワーアップした状態で22日のGIフェブラリーS(東京ダ1600メートル)へ駒を進める。
 
 「オーナーが理解のある人で、これまで無理使いしてこなかったのが良かったのかな。最近は安定して調教を積めるし、負荷にも耐えられる。次はようやくたどり着いた舞台ですからね」と角居調教師。
 
  目標としていたチャンピオンズCに出走できず、レースを使わずに放牧という無念さを味わった昨年末から約2か月。課せられた試練を難なく乗り越えた現在のエアハリファなら、待ちに待ったGIの舞台で“一発回答”の結果を出すかもしれない。

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