会社のお土産事情って本当にめんどくさいですね。まんじゅうとかクッキーとか、渡したところで大して喜ばれないのに、買わなければ買わないで「ふーん、おみやげないんだ」みたいな雰囲気になるし、社内に配り歩くのだって相当な手間ですよ。
 その悲しい被害者が今回のアビ子ちゃんなわけですが、残り物を押し付けられたとはつゆ知らず、お土産をくれた彼が自分に好意があるのでは? と舞い上がってしまっています。かわいそうなアビ子ちゃん。いっそ会社は、社内全体でお土産はあげない、もらわない協定みたいなものを結べば、みんながハッピーになれるのに……。
 
 ただただ厄介としか思えない会社のお土産問題ですが、でもこれ、気になる異性へのアピール方法としては通用するんじゃないの? と考えました。社内の気になる人に、唐突に誕生日プレゼントをあげるのはかなりハードルが高いですが、お土産ならごく自然にさりげなく渡すことができます。まさにアビ子ちゃんがドハマりしたようにメッセージ付きの付箋をつけたり、ほかの人と違うおみやげ(最近だとゆるキャラのキーホルダーあたり)を渡してみたり。ゴリッゴリのアピールじゃ引かれるかも……と心配なときは、このくらい控え目なアピール方法が良いかもしれません。
 (鈴木ポガ子)