飲料メーカー大手の「ネスレ日本」は、コーヒー豆の取引価格が高止まりしているなどとして、
お湯で溶けるタイプのコーヒーをことし4月から平均でおよそ20%値上げすると発表しました。

ネスレ日本が値上げするのは、家庭用と業務用のお湯で溶けるタイプのコーヒーで、
このうち家庭用は「ネスカフェ エクセラ」や「ネスカフェ ゴールドブレンド」など22品目すべてで、
値上げ幅はおよそ17%から21%です。
また、業務用は21品目すべてについて平均でおよそ20%値上げし、家庭用、業務用ともに
ことし4月1日の納品分からとしています。

値上げの理由について会社側は、原料となるコーヒー豆の産地のブラジルで、干ばつが発生して
収穫量が減りコーヒー豆の取引価格が高止まりしていることや、円安により輸入コストが
増えていることなどを挙げています。
コーヒーを巡っては、「UCC上島珈琲」と「キーコーヒー」が去年11月から家庭用のレギュラー
コーヒーの価格を最大で25%引き上げていて、値上げの動きが相次いでいます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150225/k10015719781000.html