愛知みやげの定番・しるこサンドとは? ── 「生しるこサンド」登場話題に

 

 [写真]どこか懐かしさを感じるパッケージに包まれた「生しるこサンド」。つぶあんとこしあんの2種類

  愛知みやげとして知られる「しるこサンド」を製造販売する松永製菓(同県小牧市)が、直営店「しるこサンドの森 あん・びすきゅい」をオープンさせた。その直営店で販売される目玉商品のビスケット菓子「生しるこサンド」が早くもSNSなどネット上で話題となっているが、いったいどのような商品なのだろうか?

小牧市で製造、1966年販売開始

  愛知県をはじめとした東海エリアで老若男女に長く愛されている「しるこサンド」。愛知出身のタレントやアイドルなどがテレビ番組や雑誌、SNSなどで紹介したことで近年全国に知名度と人気が広がったビスケット菓子だ。
 
  今や愛知の定番みやげのひとつとも言え、名古屋駅などのみやげ店はもちろん、全国のスーパーマーケットなどでも購入することができるが、愛知県小牧市で製造されていることはご存じだろうか。
 
  このしるこサンドは、同市に本社工場を構える松永製菓が1966年に販売を開始した看板商品。北海道産あずきとりんごジャム、はちみつなどを独自のブレンドで練り上げた特製のあんをビスケット生地ではさみ焼き上げた三層構造の菓子で、昔から変わらない味も人気の秘訣だという。

アイデアの集大成・新商品「生しるこサンド」

  話題の生しるこサンドは、構想から10数年の時を重ね完成したという新食感の半生菓子で、直営店だけの販売。つぶあん(160円)とこしあん(140円)の2種類があり、北海道産のしゅまりあずきが入ったクリームとしっとりしたクッキーとの相性が絶妙だ。つぶあんにはこのクリームとふっくらと炊き上げられた、かのこ豆がサンドされている。
 
  同社コンプライアンス室チーフの藤田さんによると、「生しるこサンドは、長年あたためてきたアイデアの集大成といえる自信作です。
 
  この直営店でしか手に入らない商品なので、ぜひ足を運んでもらいたいです。ここだけの限定商品が他にもあるので楽しんでもらえると思いますよ」という。

直営店で楽しめる「ビスケットバイキング」

 [写真]買い物客で混雑する店内。写真の右奥がカフェスペースとなっている

  直営店では、生しるこサンドや限定商品が買えるほか、併設された飲食スペースでは、しるこサンドをはじめとした20種類のビスケットのうち、常時12種類が食べ放題となる「ビスケットバイキング」を開始。休日などには待ち時間も発生するほどの人気ぶりだ。
 
  バイキングを楽しんでいた同県安城市から訪れたという28歳の女性は、「テレビの情報番組で知りました。しるこサンドのファンなのでさっそく家族で来ました」と話した。バイキングはフリードリンク付き60分間380円(4月1日以降は価格未定)。
 
 地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=35.29318430000001&lon=136.89652169999994&z=15

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