懐かしい昭和の鯖江写真

 ◇お年寄り、場所や時期特定

  • 写真が撮影された場所や年代を特定する参加者たち(鯖江市本町で)
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      昭和期の鯖江の街を撮影した写真について、場所や時期を探る催しが29日、鯖江市本町の交流施設「らてんぽ」で開かれた。地元のお年寄り約10人が昭和30~40年代の風景など約20枚を眺めて特定していた。

      写真は4月にも新設するスマートフォン用アプリ「鯖江今昔写真」で公開する。

      鯖江の昔の姿を知る機会を設けようと、市産業観光ボランティアガイドの会などが企画。参加者は懐かしがりながら「この屋根の形は警察署」「病院があった場所だ」などと記憶を呼び起こし、「西山公園は昔スキー場だった」「日野川で水遊びした」と、昔話に花を咲かせていた。

      催しの中心メンバーの久保田裕之さん(42)は「アプリで公開される写真を見るなどして、鯖江の昔の姿を様々な世代に知ってもらいたい」と話していた。