中日高橋周平内野手(21)が「持っている」ところを見せた。侍ジャパン小久保監督が北谷キャンプを視察したが、到着したちょうどそのときに谷繁兼任監督が投げるボールで特打を行っていた。
指揮官は「周平! 呼んでもらえるようにアピールしないとな!」と張り切って投げ続けた。小久保監督も「周平は確実に去年よりよくなっている」と目を細めていた。
ニュース速報VIPのニュースサイトです。ニュース速報VIPは社会、スポーツ、政治、経済、国際、環境などジャンル別に読めます。特集やエンタメ、教育、医療などの読み物、発言小町も大人気。映像ニュースなどの動画コンテンツが豊富で、天気・交通、地図などの生活情報も便利です。
中日高橋周平内野手(21)が「持っている」ところを見せた。侍ジャパン小久保監督が北谷キャンプを視察したが、到着したちょうどそのときに谷繁兼任監督が投げるボールで特打を行っていた。
指揮官は「周平! 呼んでもらえるようにアピールしないとな!」と張り切って投げ続けた。小久保監督も「周平は確実に去年よりよくなっている」と目を細めていた。
巨人宮崎春季キャンプ第1クール最終日の4日、岡本和真内野手(18=智弁学園)が1軍のシートノックに参加した。
同じく2軍から呼ばれた川相拓也内野手(24=桜美林大卒)とともにノックを受けた。無難にこなした岡本は「初めは緊張したけれど、村田さんが『ホットコーナーだから声出していこう』と声をかけてくれたので、やりやすかったです」と感謝した。
夫人の健康上の理由で合流が遅れていたソフトバンクのサファテが宮崎入りした。休養日だったが、球場で最長60メートルの遠投やランニングをこなした。
昨季は日本シリーズまでフル回転したため、調整のペースを例年より1カ月遅らせているそうで、昨年末に米アリゾナ州で食事をともにした工藤監督からも「2、3月は自分のペースでやってくれ」と言われたという。昨季37セーブを挙げた右腕は「抑えの仕事は好き。できるのならまたやりたい」と意気込んだ。
また、ソフトバンクは27日にヤフオクドームで韓国プロ野球のサムスンと親善試合を行うと発表した。
1年ぶりに巨人キャンプを訪れ、笑顔を見せる松井秀喜氏(中)
巨人、ヤンキースで活躍した松井秀喜氏(40)が3日、巨人の宮崎キャンプを訪れ、ドラフト1位の岡本和真内野手(18)のスイングを絶賛した。2軍のひむか球場に足を運んだ松井氏は、黄金ルーキーのフリー打撃をチェック。その後、ケージの後ろで激励し、金言を贈った。岡本は4日の1軍の守備練習に参加することも決定。“初1軍”で存在をアピールする。
レジェンドは再び、宮崎へ戻ってきた。松井氏にとって2年連続のキャンプ訪問。原監督や首脳陣、球団スタッフへあいさつを済ませると、スーツにチームジャンパーを羽織りナインの前に立った。「昨年は悔しい終わり方をしましたが、その悔しさを忘れずにゼロからのスタート。日本一奪回に向けて頑張ってください」と激励。高橋由や阿部らとも談笑。久しぶりの再会を楽しんだ。
昼食を終えると、2軍のひむか球場へ。ドラフト1位の岡本の視察が目的だ。到着すると、すぐにルーキーのフリー打撃が始まった。松井氏は一瞬で、その非凡さを見抜いたようだ。自身もプロ2年目の1994年から師事した内田順三2軍打撃コーチに、「いい角度で打っていますね」と耳打ち。61スイング中、3本のサク越えを目の当たりにしたが、興味はそこではなかった。
通常なら左翼方向に引っ張ってしまう内角球に対し、腕をうまくたたみ中堅方向にスムーズにはじき返した。松井氏が感心したのはこの高校生離れしたバットコントロールだった。「スイングの軌道が一定なのがいいなと思いました。バットが内から“しなる”ように出ている。安定してボールを捉えている」
打撃ケージの裏で松井氏と初対面を果たした岡本は、ド緊張の表情で松井氏が差し出した手を握った。「手がすごく大きくてつかめないくらいでした。すごいオーラでした」。しかし、鼓動が高鳴る一方で、言葉が出てこない。見るに見かねた岡崎2軍監督が思わずアシストした。「お前は自分の良さが何なのか、分かるか? 分からないなら(松井氏に)教えてもらえ」
松井氏はジェスチャーを交え、バットが体に巻き付くように出るスイング、そしてセンター方向へ意識した打撃ができる技術を高く評価した。ヤンキース時代の同僚であるD・ジーターの内から絞り出すような「インサイドアウト」。さらには現役時代の自身や元中日の落合博満氏、元広島の前田智徳氏らが持っていた「しなり」―。内角に差し込まれても、肘をうまくたたみ球を捉えることができるハイレベルな技術だ。
「素晴らしい点はいくつもあると思います」と松井氏。一度見たくらいで技術指導はしない。まずは長所を本人に意識させる。ゴジラ流の指導が岡本の胸に響いた。(楢崎 豊)
楽天のドラフト1位安楽智大投手(18=済美)が4日、久米島キャンプの声だしで新人王を宣言した。
「おはようございます! 1年目、安楽智大です! 今年の目標は開幕1軍、そして新人王をとりたいと思います! よろしくお願いします」と意気込んだ。
阪神西岡剛内野手(30)が4日、沖縄・宜野座キャンプに参加し、高代作戦兼内野守備走塁コーチとのやりとりでファンを笑わせた。
午前のシートノックで二塁に入り、軽快な動きを披露。ところが「4-6-3」の併殺を狙う場面では1度、遊撃鳥谷への送球がそれた。鳥谷が体勢を崩しながら捕球、送球し、スムーズに展開。西岡は次のプレーに向けて移動を始めたが、ノッカーの高代コーチから「剛、もう一丁!」と声がかかった。まさかの展開に「え、オレ?」と切り返し、スタンドからは笑い声が漏れた。すぐさまポジションに戻ると「さあ、行こう」と完璧なプレーを見せて“リベンジ”を果たした。
広島の前田健がデビューから7年間で記録した安打数は52本。現役投手の通算安打としては斎藤(楽)、内海(巨)と並ぶ5位につけている。
最多は山本昌(中)の134本だが、28年間で積み上げたもの。実働年数が10年未満で50安打以上は前田健だけだ。また、前田健の年間平均安打は7.4本。5傑入り投手の中では石川(ヤ)の8.1本に次いで2位と高い数字を残している。
昨年11月29日に右肘の手術を受け、リハビリ中のオリックス金子千尋投手(31)が、すでに変化球を解禁していたことが分かった。金子はキャンプインから3日連続でキャッチボールを行っていたが、その中で肘に負担の少ないシンカー系の球をまぜており、報告を受けた高山投手コーチは「順調に来ている証拠」と胸をなで下ろした。
キャッチボールとはいえ大きな意味がある。昨年までキャンプやシーズン中も極力ブルペン入りせず、「力まずに投げられる」とキャッチボールで球筋や投球フォームを確認するのが金子流。その中で変化球を解禁したことはステップが1つ上がった証拠でもある。
これまでリハビリについては「肘がどういう状態なのか、その日その日で確かめながらやりたい」と慎重だったが、この日は50メートル超の遠投に加えて、最後は投球間隔の18・44メートルに近い距離で力強い球を投げ込むまでに回復しており、周囲を安心させた。
森脇監督からはすでに、昨季最終戦となった10月14日のCS第3戦終了直後に、開幕投手に指名されている。金子自身はこだわらない姿勢を見せていたが、そこに向けても一歩前進した形。高山コーチも「手術と言ってもクリーニング手術で、以前の経験もある。全く心配していない」と信頼している。現状、ブルペン入りなどの日程は未定のようだが、順調なのは間違いなく、今後は全球種を試すことになる。
ニュース速報VIPの...