【12月8日 AFP】米メジャーリーグサッカー(Major League Soccer、MLS)は7日、MLSカップ2013(MLS Cup 2013)が行われ、スポルティング・カンザスシティ(Sporting Kansas City)は1-1で迎えたPK戦の末、7-6でレアル・ソルトレーク(Real Salt Lake)を下し、クラブ史上2度目のシーズン王者に輝いた。
北米リーグ王者決定戦は同点のまま90分間を終えて30分間の延長戦に突入するも決着せず、PK戦にもつれ込んだ。
PK戦では両チームが9人まで蹴り決着がつかなかったが、スポルティング・カンザスシティは同点弾を決めたオーレリアン・コラン(Aurelien Collin)が10人目として登場すると、本拠地スポルティング・パーク(Sporting Park)に集まった2万1650人の観客の前でシュートを成功させてリードを奪った。
後がなくなったレアル・ソルトレークは途中出場のロベル・パーマー(Lovel Palmer)がPKに臨んだが、シュートはクロスバーに嫌われてスポルティング・カンザスシティに2000年以来、2度目のタイトル獲得を許した。
試合は後半7分、ルーズボールを拾ったカイル・ベッカーマン(Kyle Beckerman)が絶妙なタイミングで前線にパスを送ると、アルバロ・サボリオ(Alvaro Saborio)が胸でトラップで落としてゴール右下隅にシュートを蹴り込み、後半開始から主導権を握っていたレアル・ソルトレークが先制した。
しかし同31分、グラハム・ズシ(Graham Zusi)のCKから相手DFのクリス・シューラー(Chris Schuler)に競り勝ったコランがヘディングシュートを決め、スポルティング・カンザスシティが同点に追いついた。
その後、レアル・ソルトレークはシューラーのクロスをサボリオが頭で合わせてネットを揺らし、勝ち越しに成功したかと思われたが、これはオフサイドと判定された。
スポルティング・カンザスシティはワシントンD.C.(Washington D.C.)のRFKスタジアム(RFK Stadium)で行われた2000年のMLSカップでシカゴ・ファイアー(Chicago Fire)を1-0で下してリーグ初制覇を遂げており、13年ぶりのタイトル獲得となった。
両チームの顔合わせではスポルティング・カンザスシティが3連勝を飾っている。ユタ(Utah)州で行われた今季のリーグ戦もスポルティング・カンザスシティが制しており、同対戦カードでは2009年シーズン以降では初めてアウェーチームが勝利を挙げた。(c)AFP